衝撃!【万引き家族】の正体

アスミです。

暑いですねぇ…。

エアコンって体にも環境にも電気料金にも悪そうなので使えない。

貧乏性は損ですね。

さてさて貧乏つながりで今回ご紹介するのはこちら。

【万引き家族】

巷で話題になった本作品について書いていきます。

結構シリアスな内容なので文章もまじめに書いてみました。

作品概要

【タイトル】万引き家族(英題:Shoplifters

【監督】  是枝裕和

【出演】  リリー・フランキー

       樹木希林

       安藤サクラ 

       松岡茉優

       城桧吏(じょうかいり)

       佐々木みゆ

【公開日】 2018年6月8日

注目ポイント

是枝監督の最新作!

【海街ダイアリー】や【そして父になる】など、国内外問わず高い評価を得ている是枝監督の最新作です。

近年では独特な家族関係を描いた作品でメディアからも注目を集めています。本作もすでにカンヌ国際映画祭で最優秀賞を収め、話題沸騰中。

豪華俳優陣の共演!

本作では日本を代表する演技派役者の方々が出演しています。

先日お亡くなりになった樹木希林さん(ご冥福をお祈りします)や、リリーフランキー、安藤サクラに松岡茉優など、今を代表するかなり豪華な顔ぶれです。

カンヌ国際映画祭最優秀賞を受賞!

カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルム・ドールを受賞しています。

よくアカデミー賞と混乱する方がいますが、アカデミー賞は公開された映画が表彰されますが、一方公開前に表彰されるのがカンヌ国際映画祭です。

この映画祭は世界三大映画祭ともいわれ、権威があり最も注目を集める場でもあります。

ここでの評価が配給とも関連してくるので、最高賞を受賞した本作はここからさらに大ヒット間違い無しな訳ですね。

以下ネタバレ含む

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あらすじ(ネタバレ含む)

物語はスーパーでの万引きから始まります。

リリー・フランキー演じる柴田治と城桧吏演じる祥太の二人は、絶妙なコンビネーションで万引きをしていきます。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=d9HBnxtAIKo


引用:https://www.youtube.com/watch?v=d9HBnxtAIKo

その帰り道、二人はあるアパートの軒先で一人の少女と出会います。

季節は冬であり、震えて座り込んでいる少女を見かねて治は家へと連れ帰ることに。

家には治の妻である信代、祖母の初枝、娘の亜紀の姿が。


引用:https://www.youtube.com/watch?v=d9HBnxtAIKo

少女の名前はジュリですが、聞き間違えた家族は彼女を「ゆり」と名付けます。

体の傷から虐待を疑った家族は、ゆりを保護することに。


引用:https://www.youtube.com/watch?v=d9HBnxtAIKo

どうやらこの家族、経済的にかなり厳しい状況のようで、6人で万引きしてきたであろうインスタントラーメンをすすって食事をし、家も古い平屋でお風呂場がめちゃくちゃ汚いです。

また、両親である治、信代は非正規のアルバイト、長女の亜紀はJKリフレのような形態の風俗店で勤務し、祖母の初枝は毎月6万の年金暮らし、長男の祥太は学校へ行かずに万引きばかりの毎日です。

ゆりを保護して2か月がたった頃、行方不明とされているのに捜索願を出さないゆりの両親が話題となり、メディアが動き出しました。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=d9HBnxtAIKo
誘拐犯になることを恐れた家族はゆりの呼び名を「りん」に変え、髪もバッサリと切ってしまいます。

当初より性格の明るくなった「りん」はすっかり家族に溶け込んでいました。


引用:https://www.youtube.com/watch?v=d9HBnxtAIKo

しかし物語はここから衝撃的な真実を露わにします。

実はこの家族全員が血のつながらない他人の集まりでした。

祖母の初枝は昔、不倫により夫を取られ、現在は年金と夫の不倫相手家族から月に3万円の慰謝料をもらっている孤独老人。

夫婦の治と信代初枝の家に居候(経緯は不明)し、初枝の年金6万円をあてに生活しており、実は過去に殺人を犯しています。

長男の祥太は、幼い頃に実の両親に車の中で捨てられたところを治と信代に拾われ、金銭的な問題からか学校へは行かせてもらえず、治から万引き(彼曰くこれしか教えるものがない)を教わりながら家計を支えています。

長女の亜紀は両親が初枝の夫の不倫相手の子供(夫の隠し子的な位置)であり、どうやらもともと家族に対して孤独を感じていたのか、初枝に誘われる形で家出をして一家の一員に。

りんは冒頭でもわかりますが、両親に虐待され、父親は継父です。

徐々に真実が明らかになっていく中、ある日突然、初枝が原因不明で亡くなってしまい、年金の受給が途絶えることを恐れた一家は初枝の遺体を庭に埋めます。

この時の会話からどうやら治と信代は過去にも人を埋めたことがあると言及しています。

初枝が亡くなって日がたち、ある日祥太とリンはいつものように万引きをするために駄菓子屋へ。

しかしこの駄菓子屋の店主、二人が万引きをしていたことはもともと知っていたらしく、祥太に対し、妹には万引きをさせるなと論します。

この一件から治に万引きの正当性を尋ねるなど、祥太の中で疑問が生まれるようになり、徐々に治とすれ違いを見せるようになります。

ある日祥太はリンと万引きをするためにスーパーに出かけますが、先日の駄菓子屋店主の言葉から、リンには待機しているように促します。

しかし理解ができないリンは商品を懐にいれますが、近くには店員の姿が。

店員の注意を引くためわざと音を出しながら商品を手に店を飛び出す祥太ですが、それに気が付いた店員に追いかけられ、とっさに橋を飛び降りますが、両足を骨折する大けがを負ってしまいました。

この事件により警察の手が伸びることを恐れた家族は祥太を病院に置き、そのまま夜逃げを敢行します。

しかしすでに警察が家を張っており、そのまま連行されてしまいました。


引用:https://www.youtube.com/watch?v=d9HBnxtAIKo

取り調べにより家族の正体、リンの誘拐が明らかになり、一家はバラバラに。

信代は治をかばい、過去と初世の遺体遺棄、誘拐の罪を一身に受け5年の懲役を受けます。

かくして一家は解散し、リンは元の家族の家へ帰され、祥太は施設から学校へ通えるように。

終盤、一人暮らしを始めた治の家に祥太が泊まりに行きます。

ここで治は祥太が入院中に一家それって夜逃げしようとしたことを認め、父親ではなくオジサンに戻ると宣言しました。

一方祥太は複雑な気持ちのまま帰りのバスの中で「お父さん」とつぶやきます。

ラストシーン、ジュリは元の母親の元、一人マンションのベランダから外を見つめ物語は終わります。

感想

僕は是枝監督の作品は「海街diary」と「そして父になる」しか見ていませんが、両作品ともに家族を題材とし、家族の絆を”腹違いの娘達”、”親子の入れ替わり”で上手く表現されていました。

今作も”赤の他人”というまた違ったアプローチで家族の在り方、同時に貧困問題のリアルを浮き彫りに…。

そう、リアルなんです。

万引き家族の設定自体がリアルとは思いませんが、ただそこに住む人々の言動が、生活が実に生々しく描写され、かと言ってそれを断罪するような描写もありません。

また家族間の血の繋がりの必要性も最後までぼやかされます。

実の家族から見放されていた人間が寄り集まり、結果その奇妙な集団関係も崩壊する。

犯罪を正当化はしないが、その根本原因である貧困、そこから生まれる教育放棄の連鎖や、何が正しくで何が間違いか、一つの固定概念では答えが出ないような現代の闇を、曖昧に淡々と映し出しています。

また、そういったテーマのみならず役者さんの全く違和感のない演技により、さながらドキュメンタリー映画を見ているようでした。

本作品においては自分なりの考察や不満点などを挙げられる内容ではなかった(文章にできない)ので割愛します。

この映画を観て何を感じるか、是とするか非とするか。
ぜひ多くの方に観て考えていただければと思います。

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