どうも!
今月の11月12日の月曜日、ついに完結しました!
『ドロヘドロ(最終巻)』
いやぁ長かった!
そして僕が初めてドロヘドロを読んだのは高校生なので、ざっと10年間追い続けた物語がついに完結しました…(泣
ちなみに連載期間は2000年から2018年の18年間。
林田先生!お疲れさまでした!
それでは最終巻の感想にいきましょう!
ちなみにキャラクターの事がいまいちわからない人はキャラクター紹介もしていますのでご覧ください。→心や能井、恵比寿に二階堂!ドロヘドロの主要キャラクター紹介!
ドロヘドロ(最終巻)あらすじ・ネタバレ
おさらい(前回の最後)
前回、ホール君によって壊滅的な打撃を受けていた魔法使いの世界。
煙ファミリーはホールの泥に飲み込まれましたが、煙の巨大キノコスーツになんとか守られている状態。
キリオンは丹波社長達を助ける為にホールの泥の中心へと向かいます。
一方、ホール君によって二階堂達を殺されたカイマンは、元悪魔たちの協力で魔法使いになり、ホール君との一騎打ちを挑むことに!
カイマンの魔法の正体
前回の最後で魔法使いになったカイマンですが、その魔法の正体は明かされませんでした。
しかし、ついに最終巻でカイマンの魔法が明らかに!
彼の魔法はずばり
『餃子』
一見弱そうな魔法ですが、このドロヘドロの世界での食べ物系能力はかなり強力です。
煙の『キノコ』や、福山の『パイ』など、相手を無条件で食べ物に変えてしまうので作中でも屈指の強さを誇ります。
しかしカイマンの魔法は別格でした。
『餃子』の魔法は敵を餃子に変えるのではなく、餃子をあらゆる兵器として使用できるというもの。
実際に披露した能力がこちら
◆揚げ餃子型の強力な爆弾を生成する
◆食べるとどんな傷も回復する餃子を生成する
◆羽根つき餃子を背中に生やして空を飛ぶ
◆餃子の皮をバリアにして身を守る
◆どんなものでも切り裂く巨大な包丁を生成する
◆餃子型のヘルメットで頭部を守る(ホールの雨も遠さない)
…チートですね。
揚げ餃子型爆弾
何故カイマンがここまで強力な魔法を備えているのかは言及されていません。
流石にホール君でも手も足も出ない様子で圧倒されていきます。
煙ファミリーの行方
一方、煙ファミリーは相変わらずホールの泥の只中。
煙の巨大キノコスーツに守られていますが、泥によって溶かされるスーツを24時間修復し続けていたため煙も限界を迎えてしまいます。
スーツも溶け始め絶対絶命のピンチの中、心は最後の頼みの綱として死んでしまった消の生首を生き返らせることに。
ファミリーの最古参の消であればこの状況を打破できると信じての賭けです。
キクラゲに消を生き返らせようとしますが、キクラゲはお腹が減って言うことを聞きません。
そこでターキーがチキンを模した自分のマスクをキクラゲに食べさせるため、マスクを脱ぎます。
なんとその素顔はグラマラスな女性でした!(しかもメチャクチャ可愛い)
元は男性でしたが魔法で女性になったとのこと。
ターキーのマスクを食べて機嫌を直したキクラゲは消を生き返らせます。
消復活
復活した消は成り行きを聞き、自分の魔法であれば窮地を脱することができると話し始めます。
彼の魔法の本質は記憶の消失や物を透明にさせるのではなく、『非物質化』。
魔法をかけたモノの存在を完全に抹消することでした。
生き物に掛ければ魂以外の全てを消し去り幽霊のような存在になるので、ホールの泥の中でも助かることができるようです。
また魂にも”重さ”があり、重力の関係で永遠に落下し続けることになるので泥を抜けた瞬間に魔法を解かなくてはいけないというリスクも発生します。
煙の巨大スーツの融解が限界を迎える中、煙ファミリーは覚悟を決めて消の魔法で透明化し、落下していきます。
二階堂(ホール)との一騎打ち
一方、ホール君を圧倒するカイマンですが、死んだふりをしていたホール君は二階堂の生首を抱えて泥の海に逃げ込んでしまいます。
それを追うカイマンですが、ホール君は二階堂を取り込み、彼女の姿で襲い掛かってきました。
二階堂の体を盾に取ったホール君に一瞬のスキを突かれ、カイマンは頭から魔法使いの源である悪魔脳腫を奪われそのまま泥の海に飲み込まれてしまいました。
しかし元々ホールと体を分かち合っていたカイマンにホールの泥は効かず、再び立ち上がります。
最後にはお互いの体にある泥を吸い取り合うという決死の戦いが始まりました。
キリオン大活躍~決着
カイマンとホール君の泥の吸い取り合いはホール君が優勢。
徐々に体中の泥をホール君に吸い取られ始めて絶対絶命のカイマンですが、その時ホール君の体から煙ファミリーが脱出してきます。
無事に消の魔法で帰ってこられたようです。
すぐさま心がホール君に反撃を試みますが、捕縛されてしまい絶対絶命のピンチは続きます。
しかしここでホールの泥の中心にいたキリオンが、持参した大量の爆発系の煙を使いホール君のドアを破壊します。
途端に苦しみ出すホール君に心が魔法をかけてバラバラにします。
そしてホール君の頭から出現した悪魔脳腫をカイマンがストアの包丁で一閃。
ついに決着です…!
死んだ二階堂達も悪魔達の手で生き返らされ、カイマンとの再会を喜び合います。
終焉
半年後…。
魔法界に再び平穏が訪れ、ホールを中心とした一連の騒動は幕を下ろしています。
煙や心をはじめとした煙ファミリーは魔法界に、カイマン達は再びホールへと戻り個々の生活を始めていました。
魔法使いたちは以前のようにホールの人間を練習台にせず、お互いが干渉せずに共存する道を選んだようです。
またチダルマは他の悪魔達との賭けに負け、5千年間人間として生きることになりました。
それぞれがいつもの日常を取り戻しましたが、カイマンは結局トカゲ顔のままで生きていくことを選んだようです。
カイマンをバイトとして迎えた二階堂の経営するハングリーバグをラストに物語は終わります。
ドロヘドロ(最終巻)の感想
いやぁ、長かった!
連載18年!僕が追いかけ始めて10年弱!
ついにドロヘドロサーガが完結しましたね!
作者曰くスランプに陥り19巻辺りで物語を強引に閉じようとしたという話がありますが、よくぞここまで丁寧に完結してくれました…。
やっぱり長期連載漫画って終了させることがとても難しいと思うんですよね。
編集部やなんやらの絡みで先延ばしたり、作者のモチベーション低下であったり、はたまたベルセルクやHUNTER×HUNTERのように完結するのかすら怪しいものもあります。
そんな中、全く無駄な伸ばしも無く、すっきりと完結を迎えてくれたドロヘドロにはファンとして感謝と尊敬の念で一杯です!!
敵味方問わず魅力的なキャラクターや、能力者バトルという範疇に収まらない個性的な魔法の数々。
何より凶暴でコミカル、独創的な雰囲気など、まさに唯一無二という言葉がふさわしい作品でした。
本当に完結おめでとうございます!
ちなみに完結ということで、この一冊のみの感想を書いてもしょうがないと思い割愛しますが、一点だけ。
僕の中でのドロヘドロで一番かわいいキャラクターが決定しました。
ターキーです。
以上です!
ドロヘドロト&林田先生の今後の展開
アニメ化!?
ドロヘドロ最新刊の帯にも書かれていますが、何とアニメ化企画が進行中のようです!!
やばいよやばいよ…。
ドロヘドロの世界がアニメで動くんだよ…。
見るしかないじゃん!
ただ正直知名度も高くはないと思うので2クールも3クールももらえないと思うんですよ。
この中身が詰まりまくったドロヘドロサーガをどのようにして1クールで収めるつもりでしょうか?
それともNETFLIXとかでやってくれるのかな??
なんにしても楽しみですね!
主題歌は是非スリップノットでお願いしますよ!
画集発売!
こちらは巻末で告知されていましたが、再び画集が発売されます!
今までにも何回かこういった機会があり、個展を開いたりもしていましたが、今回は最終回ということでかなり気合が入った内容になるのではないでしょうか。
これも欲しいなぁ…。
高そうだけど…。
次回作決定!!
他の記事でも紹介しましたが、林田先生の次回作が既に決定しています!
アニメ化決定!【ドロヘドロ界最強は誰?】強さランキングトップ10!
タイトルは
『大ダーク』
これまたダークファンタジー臭が凄いですね。
どんな内容になるのかわかりませんが、期待して待ちましょう。
ギョーザ男とかゲストで出演したりして…(笑)
コメント
ドロヘドロのアニメが始まって正直原作を超えるぐらい出来がいいアニメなんですが
ここの主さんの感想はどうなんでしょうか?気になります
こんな昔の記事にコメントありがとうございます^_^
個人的には少し残念に感じてます。
仕方ないことですが展開が早すぎて新規の方には分かりづらいかも、とか。
ニカイドウの顔が野暮ったいとか。
手描きアニメではないこととか…。
ただ声優はカイマン、心、能井など文句ありませんし、あの汚らしい世界観も再現されているので、総じて惜しいなぁといったところです。
自分はまだ10巻までしか読んでいないのですが気になってネタバレをいろいろ読みました。一番衝撃だったのが自分の中で最強だと思っていた煙が殺されてしまったことです。初めて十字目のボスと対峙した時も終始劣勢だったらしいですね。どうして十字目のボスはそれほどまでに強いのでしょうか?アイコールマンに新しく芽生えた壊という人格が戦闘の天才だったってことでしょうか?煙のような生まれながらの強者がこのような元人間に負けるのってなんとも言えない気持ちになります。
僕の中で1番可愛いと思うのは今のところ若い頃の能井です笑笑